再逮捕から今日で一年。
その時は起訴猶予でしたね。
この起訴猶予については、想像するに出来れば検察は起訴したくなかったのではないかと、公判やその後知り得た事などから考えたのですが、それはまた後日。
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例の刑事さん。
胸の金色に光るものが、一世一代とばかりに張り切り感が満載で驚きました。
その後も逮捕の報道については、犯人よりも常に刑事の方の金色に光るものがあるかをチェックする習慣が身についてしまうほど、(特に再逮捕時は)何に頑張っているんだろう?と思える姿が印象的でした。
沢山の写真などが残ってしまっていますし、そもそもこの画像を見ている自分が恥ずかしい。
どれぐらい恥ずかしいかと尋ねられたら、30m手前でウインカーを出さなかったり、何処かの芸能人の様に交換日記を公開されるぐらい恥ずかしいです。
初回逮捕時はまだ脈(勝機)があったかもしれません。
ただ、押収した通帳からは何も出て来ず、彼女の知り合いは中峯君しかいないのに、その中峯君からは彼女に関しての供述を一切取る事も出来ずにいます。
そして検察からは起訴猶予と告げられてもなお、再逮捕に至る訳ですが。
既に集めた証拠類もある程度固まっていて、ほぼ内容が判っている状態で・・・
自らの出世など、先々の事を考えるとテレビに映るのは出来れば避けたい
・・・これが私が同じ立場になった時の率直な気持ちです。
それともあれかな?
「父さん悪い奴を逮捕してテレビに映るんだ。」
とか思っていたのかな?
いや・・・すいません、やっぱり私は恥ずかしいです。
テレビの威力って今でも意外と凄いです。
ほんの数分映っただけだけど、ドキュメンタリー系の悪い事で放送された訳では無いので見知らぬ人からも良く声をかけられました。
それが瞬間的でなく、何年経ってもその実数は少なくはなりますが、決してゼロにはなりません。
(云い方を変えれば、悪い事を報道されたら人の噂も75日では無く、何時までも「陰」で噂されそうです。)
そんな事もあって、彼女には控訴して無罪を勝ち取って欲しかったんですが。
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で、私がかねてから気になっていたのは、刑事さんのほうではなく、このテレビ報道のスクショに映る女性のほうです。
この中年の女性、逮捕時や再逮捕時に必ずいます。
最初は弁護士なのかとも思いましたが警察施設にいるのも不自然ですし、公判時に判った事ですが弁護士は男性でした。
顔はモザイクをかけていますが、無表情~若干笑みの方向なんですよね。
人の見方次第でどの様にでも取れますが、私個人としては「してやったり」感を感じるのです。
警察の人事などは良く解りませんが、この「一連」の捜査の彼女以外何処かの担当者ではないかと、もしくは直上の上司とか。そんな感じに見えたのです。
>2回とも仕事らしい仕事もせずにただ見守っているだけでしたから。
どの方が松江の逮捕に絡めて、この様な無茶とも云えるスキームを編み出したのか?
我々外野には絶対に判りませんし、たぶん裁判を起こしても中々判らない事であると思います。
あくまでも警察の好きな「情況証拠」を集めた結果、この様な事が想像出来る・・・と云うレベルのものです。
あくまでも想像の範囲を超えませんが「詐欺師の彼女だから悪い女であるはず。」と云う概念が消えないのかも知れません。
人道的にもどうかと思うのですが、そこには「良い」とか「悪い」と云うものはなく、こっちが困っているのだから逮捕しても良いという風に自然と思えるのでしょう。
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何故「控訴」や「無罪」に拘っていたのかと云えば・・・
私が親であると云う「仮定」で考えた場合、娘の名を報道等で晒された以上、例え「無罪」を勝ち取っても完全な名誉回復は望めません。
何故ならば、今回の報道の過熱さは犯罪内容だけで話題になったのでは無いからです。
その証拠に429号法廷(※)で開かれる事態にまでなりました。
出来得るならば、逮捕した刑事達に向かって民事訴訟を起こしたい。
これが親として能動的に出来る最大限の行動ではないでしょうか?
簡単に云えば「目には目を歯には歯を」ってものです。
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不条理な逮捕を受けなければならなかったのか?
マスコミは何処まで警察の発表で内容を知り、何処まで独自で知り得た情報なのか?
そういった事を一つ一つ詳らかにする事で、推測される人身御供の様な逮捕劇が明らかになるのでは無いかと思うのです。
例えば65万円受け取ったとの報道ですが、情況証拠的な見方をすれば、彼らマスコミが独自に掴んだ情報とは思えません。
簡単に云えば「独自」のテロップが入っていない事から始まり、逮捕時にカメラをわざわざ呼びながらも、送検の日まで丸一日報道を控えています。
抜け駆け大好きなマスコミが「同じ内容の報道」を「同じ時刻」まで待つでしょうか?
そう考えると警察の大本営発表をそのままニュースとして流した可能性が高いと思われるからです。
公判が始まると、ちゃんとした証拠も集まらず、60万円「ぐらい」と云う曖昧な金額の「証言」になりました。
証拠があるから逮捕し報道したハズなんですが・・・おかしいですよね?
まず逮捕ありき、マスコミへの報道優先。インパクトが必要だから65万円。
まるで「報道されないのなら逮捕しない」とでも云わんばかりの内容に感じます。
その様な事を一つ一つ積み上げて行く為には、多くの証言が必要だと思います。
そのためには、先ずは「無罪」を勝ち取る事が絶対条件だと考えたのです。
(※)この警備法廷で開かれているのは、無関係な傍聴人が増えてしまう著名人かと思いましたが、著名人はそもそも名が知れ渡っているため、肖像権など気にする必要がないのでしょう。
著名人がこの法廷で開かれている事実を見つける事が出来ませんでした。
私が思うに一般の被告人が過激な報道により(言葉に語弊がある事は承知の上で)アイドル化された存在になってしまった為に警備法廷を使わざろう得なかったのでは無いかと・・・この過激な報道を主導したのは、65万円受け取ったとガセを流し「逮捕したもの」であると結論付ける事が出来そうです。
マスコミは「絵」になって「インパクト」があれば、「数字」が取れるので、警察が止めてと云わない限り「言論の自由」を盾に必ず報道します。
>まぁその「絵」と「インパクト」を脚本・演出したのは警察のほうの様ですが。
他方「敢えて」黙認する事は「罪」にならないのでしょうか。
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この様な事をしても、元国税庁長官の佐川氏の裁判の様に、公務員は兎に角守ってもらえるので、結論はほぼ門前払いって感じになるかと思われます。
ただ佐川氏も少しは再就職に影響した様に、公判で実名が報道される様な事があれば、逮捕した関係者の幾何かは出世の道が遠ざかったりするかも知れません。
我々庶民が敵討ち的な事をするのは此処までが限界なのかと。
逆説的に云えば、此処まで守られているから「職務の範囲内」であれば、札幌の住居侵入の様に、無謀ともいえる事まで出来るのではないかと思います。(普段ならまともに取り合ってもくれない被害届けも、別件逮捕できるなら被害届の提出を警察がしつこく求めるって。。。何が法の正義なのだろう?)
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予断を持って事を進める事は良くないと警察では明文化されているそうです。
我々一般社会でも予断を持って事を進める事はマイナスを喰らう事があるので、中々手出しする事はありません。
しかし、ここまでの様々な報道を見ていると彼らが一番「予断を持って」進めている「職業」ではないかと思いました。
理想と現実は違うとはいえ、何とかならないものでしょうか?
いずれの写真も、テレビ報道(FNN及びNNNのニュース画像)からのキャプチャになります。
不必要な部分はこちらで大きめにモザイク加工済、必要な部分のみ小さめのモザイク加工で表現しています。
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