「別の申請役を補助する従属的な役割だった」
( ﾟДﾟ)ﾊｧ?
今頃何云ってるの？
俺が親なら、警察のお世話になるような行動に出てしまうかも知れません。
全ての証拠を読み、納得した上で論告求刑の終わりまで「何もしなかった」と云う事です。
した事と云えば、自白への誘導、アドバイス。
これだけは信念を持って、初公判前日まで粘り強く頑張りました。
国選だぜ。
自白しなかったら、余分な仕事増えるじゃん。
別に報酬が増える訳でもないのに、何で余分な作業しなきゃならんの？
って事ですよね。
検察もこの手の供述は量刑判断に不都合が生じるので、声を上げる事は無いでしょう。
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初公判でも、バイト先で申請作業をした事は伝えられていましたが、ニコイチで作業しているとは、効率面からもそうですが、詐欺を行うと云う雰囲気からも流石に考え辛く、私自身その様な考えが及びませんでした。
しかも、いつも二人で自宅でもなく、何処かの事務所って訳でもない。
彼女のバイト先で申請作業をしていたとすれば、それぞれバラバラに作業していたとは考え難く、お店側から見ればデートや打ち合わせのような感覚に見えたのでは無いでしょうか？
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国選弁護人にとって
こういった案件が彼らに回って来るのは、たぶん100回に1回も無いのでは？と思います。
（その殆どは、ほぼ物証も整い、間違いなく起訴された事件だと思われる為）
この様に被告人が否認するような微妙な裁判では、弁護人が頑張っても執行猶予がついたりすれば、
労力の無駄で被告人からも感謝されない。
そう考えても不思議ではありません。
しかし、彼女はずっと否認してきたわけです。
だからこそ、その様な補助的な役割であったことも再逮捕前から判っていたのでしょう。
それを初公判の被告人質問では使わず、求刑後の最後の最後に出してきた事に怒りを覚える訳です。
今思えば、初公判の被告人質問でも謝罪への誘導も無く、情状証人には兄弟の感想まで求める。
司法試験を通った頭の良い方なのでしょうけど……
◆
実を云うと、
初公判が始まるまでは、彼女を信じようと思いながらも、全てを信じきれない自分がいました。
だって、起訴されたんですから、それなりの証拠があるって事だと思いませんか？
本当に65万円もらっていたら分が悪いな。とか、
何処かのタイミングで、中峯がふと漏らしちゃった。とか。
弱いながらも、証拠書類を沢山積み上げて「未必の故意」で有罪になっちゃうかも。
など、通常であれば、証拠と云うものが揃っていれば余程の事が無い限り、
ある程度の事は認めざろう得ない雰囲気になって来ると思います。
初公判を聞いていて、老後2000万円のネタで流石に60万円の受領は無いと考えましたが、詐欺というものを知り得る環境にあったかも知れない。
その様な証拠が一杯集まっているのだろうと考えますよね。
◆
しかし、時間が経つごとに出てきた証拠書類のタイトルの数々ですが、何故かその中には重要と思われるような証拠類のタイトルが出てこないのです。
全ての証拠のタイトルを漏らさず記録していた訳では無いので、何処かにその様な証拠書類があるかも知れませんが、「中峯」と云う名のキーワードでは証言だけしか聞こえてこず、通帳類に関しては聞いた覚えが無いと云う人が3名もいましたから、肝心な部分についてはやはり無かったのだろうと推測しました。
そうなると直接的な証拠書類って「スマホアカウントの解析」しか無いのですが、それもこちらに書いたように、彼女にとって突然出てきたサプライズな証拠書類などでは無いと思います。
云い方は悪いですが、自白するにあたって詐欺であった事を認めるためには、（中峯の60万円ぐらいと云う証言と同じように）詐欺と認識していると供述した事が書かれた証拠書類をトレースするのが簡単です。
しかし、中村などの供述書（※）では「第三者的」な書かれ方しかされていない為か自白には使えず、
このLINE関連の証拠書類を利用して詐欺であったと云うしか無かったと考えられます。
幸い、自白すれば証拠書類の中身を開示される事は殆ど無い為、「スマホ（LINE）の中身を見て思い出した」とそれっぽい事を云ってもバレません。
裁判官が量刑判断の際に中身が必要とも思えますが「犯罪事実の主観面については，自白のみで足りる」と、云う事もあり、書類はスルーされる可能性もありそうです。
法律に疎い彼女が自らこの様な事を考えられるはずも無く、きっとアドバイスを受けた上で、絞りだした答えなのでしょう。
※彼女が貯蓄と云った事も、証拠書類と矛盾する可能性が高そうですので、このまま受領が認められた場合、実は証拠書類の中身って余り必要とされていないのでは？と云う危惧も感じています。
しかし、補助的な役割であったとすれば、未必の故意の可能性がゼロになった訳ではありませんが、
・何処までその様な詐欺の実態を知り得たのか？
・60万円と云う高額な報酬を受け取る価値があるのか？
・申請に長けた中峯一人でも可能であった作業を、何故二人でしなければならなかったのか？
一般常識と照らし合わせても、この様な疑問点が簡単に浮かび上がって来るわけです。
彼女には申し訳ない云い方になってしまうけれど、
起訴されたと云う事は、本来であれば、何か「あった」と云う事だと思います。
その「あった」ものが出てこないのが不思議なのです。
起訴した以上、その「あった」ものをちゃんと出して欲しいし、それがあれば誰もが納得のゆく裁判になると思うのですが、何故か見つかりません。
そうなると、行き着く先は何故逮捕されたのだろう？と云うシンプルな疑問に辿り着く訳です。
「アドバイス」された自白のみでの有罪は、未来ある若者の更生面から考えても、とても卑怯だと思います。
※中村を始めとした供述書や陳述書の類は、結局「第三者的」な供述であった事を、
彼女の自白により、炙り出されたカタチになりましたね。
本来ならこの証拠書類こそ、詐欺を認識していたという証拠書類だと思われるのですが、
きっと直接的なやり取りを記したものでは無いのでしょう、
彼女の口から彼らの名前が出る事も無かったですし、
この供述を引っ張り出される事もありませんでした。
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