事実は判りませんが、最初の報道が2022年6月2日朝の送検時の映像だったので、(事情聴取は数か月前に終わっている事から)早朝に突然警察がやってきて逮捕されたのだと思います。
もし、直前に事情聴取があったとしても、本人にしてみれば前回の事もあったので、逮捕までは考えられなかったでしょうが、念のため下調べぐらいはしておくべきだったかと。
ただこれも、自分自身悪い事はしていないと思っていたら、中々そこまで踏み込んで考える事が出来なかったのかも知れませんね。
◆
時間が経つにつれ、他の人の公判や裁判記録なども含めて色々と判ってきた事がありました。
そこは改めて箇条書きにしてみたいと思いますが(一年を前に先に書く予定でしたが、今年に入って本当に仕事が忙しく、本音で云えば「他人の事に構っていられない」と口にしたくなるような状態が続いています。)、彼女に限らずこの国では気を付けた方が良いと思われる事がハッキリと判った事件でもありました。
それは・・・
警察の都合や面子の為に無実の人間が逮捕される可能性があると云う事。
そして(罪の有無が未確定の時点でも)報道で身バレしてしまう怖さを一番感じた事件でした。
またデジタルタトゥーとして、顔はずっと残ります。
静岡の保育士は逮捕されましたが、弁護士(や家族)の協力により、釈放・不起訴になりました。
保育士さんはファイルで子供の頭を軽く叩いた事が問題となった訳ですが、厳密に云えば、それも犯罪となってしまいます。
もちろん、その程度の事で一々逮捕していれば、世の中犯罪者ばかりになってしまうので、「モノの程度」が判断基準となるのだと思います。
彼女の場合はどうでしょう。
詐欺罪と云う現行犯的な犯罪ではありません。本人が認めない限り逮捕時に於いて犯罪性は誰も判らないのです。
(控訴しなかった為、法律的には「詐欺を行った前科者」になってしまいましたが)逮捕時点では詐欺とは知らなかったと云っています。
仮に無罪を勝ち取れば、人権的にも、また役人の大好きな個人情報保護の観点からも、あのヒートアップした報道は大問題だったと思われます。
※現実に429号法廷を使った時点で、それを証明したようなものだと感じていますが。。。
その辺りを考えると、何故裁判が始まると急に人権に配慮するのか?逆なんじゃないのかと考えさせられてしまいます。
もちろん「火のない所に煙は立たぬ」と云う言葉通り、中峯君と懇意にしていた事から不幸な事態を招いてしまったと云う面は避けられない事実でしょう。
◆
ただし、22歳という若さから法律に対して無知であったかも知れぬ彼女自身は、逮捕後拘留されているため、ネットなどで情報を得る事も出来ず、自分自身に起こる事に対しては受動的にならざろう得ません。
そこで、弁護士やご両親という存在が大きな力となる筈なのですが、残念ながら弁護士はまともな弁護活動すらした形跡はなく(預貯金の証拠開示請求すらしていない様子)、ご両親に至っては、何の力も発揮する事はありませんでした。<<<接見を求めても、門前払いされて簡単に引き下がったと想像しています。
もちろん、ご両親にも言い分はあると思いますが、先ずは(再逮捕報道まで無実を訴えて来た)娘さんを信じるのであれば、ネットが発達した現在に於いては情報も数多く得られることも出来る為、如何様にでも接見する方法はあったと思います。<<<ご両親が罪と直接関係性のない場合は粘り強く交渉する事で接見可能になる可能性があるらしい。
接見できない事や、証拠など詳細な説明が無い時点で、この弁護人はおかしいと感じる事は充分に可能だったと思いますし、そもそもセカンドオピニオンすら選択しなかった事が私には信じられません。
※お兄さんはそれらが雰囲気的に判っていたのではないかと・・・だから父親の証言の時も返答できなかったのかな?と勘ぐっています。
◆
ここでもご両親の悪口になる事を少し語ってきましたが、今にして思えば、本当に愛のない人たちだったとしか考える事が出来ません。
娘よりも「お家」が大事。ご近所に顔向けが出来ない。など、娘ファーストな感じが伝わって来ませんでした。
傍聴するつもりで上京してきた筈の初公判直前で急に証言を求められたりすれば、愛のない言葉にもなろうかと同情もしました。
※弁護人が兄の感想を父親に聞いた事は今でも「( ゚Д゚)ハァ?」と思っています。一体何がしたいのだろう?詐欺罪の真実についてフカボリする場所じゃないのか?と・・・実際は流れ作業だった事に呆れましたが・・・だから弁護人もふざけた質問を平気で出来る環境になるのですね。
しかし冷静になって考えれば、そこに至るまでに出来た行動は数多くありました。
先に述べた接見もそうですし、娘を助けようと云う気概のない弁護人の交代も視野に入れるべきだと思います。
>>>想像ですが、弁護人はこの様な事を云ったのでしょう。
中峯君が捕まってそれに関連しているのだから、例えやっていなくとも裁判では勝てない。(嘘でも)自白すれば、拘留は解かれ執行猶予が付きますよ。執行猶予がつけば普通の生活に戻れるのだから、一番「穏便」な方法だと思いますけどね。・・・と。
※ただ単に国選弁護人が就けば無料で弁護して貰えると云う安っぽい考え方では無いと思いたいですが「安物買いの銭失い」と云う言葉もあります。
最近では国選弁護人であっても執行猶予がついた場合は法テラスのほうから請求が来るとも聞きますので、国選弁護人はタダであると云う考え方も捨てた方が良いかも知れません。
◆
<<<仮にお金を貰っていなかった場合>>>
約60万円を贖罪寄付に、もしかしたら弁護士費用が加わって、100万円近くの持ち出しが発生した事になります。
そして【有罪判決】と云うオマケつき。
100万円近くのお金を私選の刑事事件に強い弁護人に変えるだけで、早期の保釈は可能だったかと思われますし、保釈と云うよりも釈放、不起訴の可能性もかなり高い内容に思われます。
素人が仕事の合間にネットを読み漁って調べた事ですらこの程度の内容が判る訳ですから、ご両親が真剣に向き合って弁護人と協力してゆけば、我々素人には判らない壁があろうとも、この様な判決を迎える事は無かったのではないかと想像するのです。
先にも書いた通り、これを他山の石として心に留め置いたほうが良いのかも知れません。
ここまで一年間の流れを暇を見て追ってきました。
本音で云えば、赤の他人の判決でしか無い訳です。
彼女が実刑を喰らったとしても、私たちの生活に何の影響も及ぼさないと思います。
途中、自問自答する事がありました。
某掲示板に書き込めば、キチガイ扱い。
いや、良いんですよ。
赤の他人にここまで力を入れること自体、おかしい事だとは薄々感じていますから。
ただ途中から変わってきたのは、公判内容を教えてもらったり中峯君の判決文やグループとされる他の人の裁判の進行が少しづつ判ってからかも知れません。
何となく輪郭が掴めてきた。
そしてそれは「明日はわが身に降りかかるかも知れない」と云う恐怖でした。
ここでは彼女は有罪になってしまったので、大ぴらに云えませんが、ちょっとした口論ですら逮捕される危険性を孕んでいるんだと云う、狙われたら最後、如何様にでも身柄を拘束できるシステムが構築されていた事に驚いたのです。
コメント