続いて、この弁護士について考えてみる。
今回の論告求刑では、保釈されていた事も大きかったと思うけど、彼女の表情が良かったという声が(数名だけど)よく聞かれました。
私も現場にはいなかったけど、雰囲気はよくわかった。
◆
そりゃぁ、80日間も一人ぼっちで拘留されていたら、気が狂っても当然だと思う。
しかも、弁護士は反証もしてくれない。
自白原理主義の弁護士はきっとこの様な事を云うのでしょう。
「否認しても、自白してもこの証拠なら「執行猶予」だよ」と。
「否認していたら何時までも此処から出る事は出来ないけれど、自白したら初公判後すぐに保釈されるよ」と。
「否認して万が一実刑になっても責任取れないよ」と。
80日間も非人間的かつ、畜生の様な扱いをされていた人から見れば、
かなり精神がやられているでしょうから、
公判直前に聞いたどんな言葉も「神のお告げ」に聞こえるかも知れません。
そして、判決後には
「執行猶予で良かったね。」
「これで君も普通の生活に戻れるよ。」
普通の生活何かに全然戻れませんよ。
海外に行くにも制限があるし、執行猶予中は過失による交通事故であっても猶予が取り消される可能性もあるし、失った仕事から一念発起して資格を取ろうにも色々制限がある事も。
何より執行猶予って「有罪」なのですから。
しかもお金を要求してまで貰ったと云うオマケつき。
これが被告人を守る弁護人のする事ですかね。
(税金で)弁護しているんだから、執行猶予つけばそれで良いんじゃない?
それぐらいで我慢しろ!と云う事なんでしょうね。
◆
確かに起訴された内の99%は有罪とよく聞きます。
たぶん90%以上は実際に罪を認めている人だと思います。
そう考えれば、9割以上の人が自白から出来るだけ罪が軽くなるようにすると云う方針は間違っていませんが、残り数%ぐらいの人はちゃんと証拠を精査して反証してほしいと願っているのです。
結局、仕事として手慣れた自白のノウハウしか知らないと云う事なんでしょうか?
まぁ、それなら「自腹(私選)」でどうぞと云われれば、それまでなんですが。
だけど、彼女が自白に転じた瞬間からの弁護士の動きは何だったのでしょうか?
保釈申請然り、弁済然り、上申書のようなものも出していましたよね。
更に論告求刑公判では
弁護人「別の申請役を補助する従属的な役割だった」
申請役の補助?そんな事、証拠書類に書いてあったけ?
検察側に不都合なその様な文言は無いと思うけど。
彼女がそんな弱い役割なら、事前に検察に幾らでも突っ込めたよね。
今更そんな事云えるのであれば、何故初公判前に反証しなかったのか?
その一言を聞いて唖然となりました。
◆
やはり自白原理主義者だったんだ
コメント