8日から2週間

意見

判決が来週火曜日に迫ってきました。
自白したんだし、求刑も2年なんだから執行猶予で終了でしょ。
そんな声が聞こえてきますが、執行猶予って結局「有罪」ですから。

傍聴席の抽選情報が中々出てこない為、日程変更があったのか?と心配になり、東京地裁に問い合わせをしたところ、日程に変更はありませんでした。
判決で日程変更など中々ないであろうと思いつつも、中峯君の判決後だったので「何かあったのか?」と気になってしまいました。
その一時間後には無事情報が出てきましたね。

今回も抽選、しかも判決なので、傍聴希望の人は論告求刑よりも多いでしょうし、中峯君も裁判所までは行くのではないか?と思います。
判決後は実刑が下されない限り会う事は自由になりますから、会ってこの公判についての事を喋るのではないでしょうか。

彼が今彼女の事をどう思っているのか判りませんが、自分の判決と彼女の判決を比較したときに、普通の感覚であれば「何とかしなければ」と考えると思うのです。

彼が何処まで法律的と云うか、裁判の進行の仕方を学んだのか?は判りませんし、担当の弁護士と判決後もやり取りしているのかも判りませんが、自分の裁判を有利に進めてくれた弁護士と彼女の公判内容を比較すれば、控訴を検討する様に勧めるのが常識的な考え方かと思います。

問題は双方のご両親の心証とお金ですが、巻き込んでしまった事に対しては誠心誠意謝罪しなければならないでしょうし、謝罪で済む事も無いかも知れません。
しかし、このままでは彼女は「嘘つき」のレッテルが貼られたままの状態になりますし、今回は明らかに弁護士の不作為によって引き起こされた事であると思いますので、ちゃんとした裁判を受ける事が出来れば、今よりはより良い結果を生むと思います
その為にも、たとえ許しを頂けなくとも、その費用も持ってあげるぐらいの気持ちで彼女自身を説得する事が必要なのではないでしょうか?

彼女からすれば「もうこれ以上目立つ行動はしたくない」と云う気持ちは痛いほど判りますが、余命が短い人間では無いのですから、これから続く長い人生や先々の事を考えれば、疑いは消せるだけ消しておいた方が良いと思います。
目立つと云っても逮捕される訳でもなく、控訴する事で弁護士が付く訳ですから、むしろ控訴せずに何の後ろ盾がない状態よりも、弁護士のフォローがあれば、テレビカメラにも、週刊誌の記者たちにも追っかけられる様な可能性は低くなるでしょう。

私も初公判を聞いたあたりでは、嫌なら(控訴)しなくても良いんじゃない?と思っていました。わざわざ嫌な思いまでしてお金を使う事も無いだろうとも考えられますから。
しかし、思ったほど世間は覚えていない様な気がしてきましたし、目立つと云ってもテレビ報道される訳でもない。
弁護士の方がしっかりしていればテレビ報道されても、もう彼女の姿が映る事も無いでしょうから、そこは気にしなくても良いのでは無いかなと。

控訴しても基本的にこれ以上罪が重くなる可能性は限りなく低いですから、弁護士費用と云う面さえクリアすれば無罪を目指して進めてゆけるものと思います。

自白したんだし、報道でも仲間と共に詐欺に加わったみたいな書かれ方をしていますが、素人目に見てもこれほど不自然さの残る事はかなり少ないと思いますし、その少ないであろうサンプルをこの様な形で勉強させてもらった事は私も感謝しなければなりません。

中峯君が全てを知っている訳では無いでしょうが、彼女に詐欺の事を教えたのか否かは本人が一番良く解っていると思います。
※判っているからこそ、供述が証拠書類として無かったのでしょう。
その彼が幸いにして執行猶予と云う恩恵に預かれた訳ですから、彼、彼女の間柄で無くとも関わらせてしまった過失については、何らかの形で償わないといけないと思いますが、その第一歩が控訴する事だと私は考えます。

控訴期限は判決から2週間。
時間は多くありません。
彼女の矜持を守る為にも、力になってあげてください。

控訴って何か盾突くような雰囲気に感じますが、誰もが享受できる権利です。
たぶん想像ですが、通常検察側は一審で限界まで証拠を提出していると思われます。
特に今回は確定的な証拠も少ないため、出来る限り立件から有罪へ持ち込めるよう、隠し玉も用意出来ないぐらいだったと考えられます。
追加で提出しなければ、(一審で検察の手の内を知った)弁護側の追及が激しくなるため、防戦一方になる為では無いかと考えます。

彼女が容疑を否認すれば、きっと罪が重くなる。だから自白だ。と云う意見が結構見受けられました。
素人目にも始めの頃の報道を見れば、確かにそう思う事もあったかも知れません。
しかし弁護人は「補助的役割」を知っていた訳です。
この様な補助的な役割で、実例を数多く見てきた判例のプロとも云える人が「実刑」が想定できたでしょうか?

申請を手伝った事を認めている訳ですから、実質は、知っていたのか?過失なのか?お金を貰っていたのか?否か?だけです。
証拠書類のタイトルを見渡しても「どっちとも取れないよね」ぐらいの感じに見えますから、「否認=実刑」と云う単純な構図では無かったと思います。

有罪であっても実刑で無ければ、最悪の状態でも執行猶予付きの判決です。
自白などせずとも良かったでしょうし、その後の控訴もやり易かったと思います。

そこが悔しくて、この様な事を書き綴ってきました。

追記(余談)

晴れて無事無罪を勝ち取る事が出来れば、続いてやらなければならない事があると思います。

弁護士の行動は論告求刑の際の「別の申請役を補助する従属的な役割だった」の言動からも明らかに不作為だと思いますし、その不作為と云う行為は、人が感じる事よりも意外と罪は重い事であると認識すべきだと思います。

また、ここここで触れた様に、そこまで晒される必要が無かったはずなのに、彼女の人生を滅茶苦茶にした訳です。
大体この様な事を書くと、決まって「中峯が巻き込まなければ~」と云われるはずです。
だからこそ、一緒に無罪を勝ち取って欲しいし、今の彼にならそのサポートも充分に出来ると思います。
無罪になれば「彼女を守った事」だけは証明できます。
イスラムの教えでは無いので、同じような事を仕返ししろとまでは云いませんが、無罪を勝ち取った後には、何らかの抵抗は必要だと思います。

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