被告人質問・入力作業

反証

このページは公判直後に書き記したものです。現状と見立てが少し異なる点があります。

【そういう認識はありました。不正な数字を入力するとは聞いていました。】
【申告書の作成の時に数字を操作すると言っていたので数字が虚偽なんだと。】

自然に聞こえると思います。
普通に聞いていたら、私だって見逃してしまうほどの小さい事。

これが流石に「嘘」ですね。
そんなことを彼女に説明する必要がない。
と、云うか、必要のない余分な情報は、教えない方が絶対に良い。
情報リテラシーの観点から見ても、単なるノイズである。

ちゃんと役割分担していたらしいのに、何故そこだけ越境してくるの?
確定申告書を作る人は、給付金の申請なんてどうでも良い事だし、お金を受け取る人は申請が完了したかどうかだけ知れば良い。

確定申告書を偽造する役割の人以外、誰も数字をいじる事を知る必要は全く無いし、知らなくても何の影響もない。

知らない方が良い事を敢えて教えるのであれば、「中峯竜晟」という男は、大事な彼女を故意に共犯に仕立て上げるという、相当卑怯者でワルという事になる。
もしくは口の軽い、相当な馬鹿か。

何故なら彼女が行ったのは「専門的な知識が要らない事務作業」であるからだ。
給付金の申請は申告書に書かれた数字の転記のみ。
逆にいじってはいけない。

確定申告書の数字をいじろうが、いじるまいが、申請する人はそんなことを知る必要も無いし、逆に知ってしまえば、恐ろしくて転記どころでは無いと思う。
知らないから出来る事であって、知ったら一つ一つの項目のチェックが気になって仕方が無い。
私なら100%絶対教えない。
教える事で作業リスクが増えるからだ。

余談だが、私も会社と個人事業を営んでいる関係で、
両方とも提出したが、法人の方の申請で問題が起こった。
売上台帳は会計(請求書作成)ソフトやGoogleスプレッドシートで行っているが、
基本は国の指針通り「税込み表記」ある。
片や決算書は「税抜き表記」で提出する。
その両方を提出すると「数字が異なります」ってメールが届く。
初めてメールが来た時は、何かミスったか?とドキドキした事を思い出す。
役所と喧嘩をしたり、年相応に修羅場をくぐって来たオッサンの私ですら、
慣れない申請に戸惑い、気持ちが揺れ動いたのに、
そんな事知らされたら、慣れない人間はたまったもんじゃない。

わざわざ話す必要も無い情報を、わざわざ話すだろうか?
しかも中身は、不正行為だよ。
どんだけ言いたいねん!
そんな奴、セミナーでも絶対言うだろうね。
「この給付金、数字をいじれば、騙して貰えます。皆さんも是非申請してみてください。」
って、こんなレベルの話だよ。
普通は言わんだろ!

失礼、阿呆らしくて、つい興奮してしまいました。
「言わなくて良ければ、普通は言ったりしない。」
と、言う事で、彼女の話は一般的にはあり得ない話ですね。

この申告や申請をしたことがない、実務を知らない、検察の人とかサラリーマンには絶対判らないんだろうな。
この様な細かい事。
犯罪者の心理から考えてもおかしいと思うんだけどね。

コメント

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