中峯被告の証言

意見

中峯君、二日続けて彼の話題で申し訳ない。

傍聴していないので、人から聞いたりメモを貰ったりしてこの様な事を書き綴っているのですが、その中でも今一つ判りにくい証拠に「中峯竜晟被告の証言」というものがあるようです。

何とも奥歯にものの挟まった様な云い方で申し訳ないのですが、これが供述書なのか?何なのかさっぱり判らないのです。

ただ、内容はそれなりに重要なようで、60万円「ぐらい」を彼女に渡したと云う類の内容だそうです。

証言と云う言葉から気になる事は、「証言は嘘をついてはいけない」と云う事です。
※自白の嘘はOKだけど、証人の嘘はNG(偽証罪)
嘘を付くような事は云っていませんよという事を暗に云いたいのかと。

つまり、彼女が自白をすると云う前提で出されたもので無いため、否認した場合でも、
これが本当なら彼女が今まで嘘をついていた。
これが嘘なら中峯被告が偽証罪と云う、どちらに転んでも罪を被せる仕様になっているのではないか?

その為の「供述」ではなく「証言」なのではないかと考えた訳ですが、いささか考えすぎなのでしょうか?

追記・わが国の法実務のうえでは、供述が上位の概念で、証言はその中の一部、とくに被告人以外の目撃者、被害者などの法廷供述を指す。
とされていますが、この場合は中峯の場合は供述の中の一部と捉えるのか?供述では得られなかった雑談の様な口述を文書化したものなのか?
検索しても、やはり判りませんでした(イレギュラーな事なのでしょうか?)が、本来なら供述書が証拠書類として提出されることが一般的だと考え、わざわざ「証言」と云う証拠書類を出す以上、雑談の様なものではないだろうか?と推察します。

ただ、その内容はと云えば、先にも書いた通り、60万円「ぐらい」を何時どのように渡したと云う事が証言されていない様なのです。
この様な感じの証言って、アリなのでしょうか?
なんか適当に云っているみたいに聞こえて
「何時何処でだったか判らんけど、60万ぐらい彼女に渡したよ。知らんけど。」
仕事と考えたら、信じられないぐらいの杜撰な会話なんですけど、裁判って云うのは、そんな杜撰な事であっても通用する世界なのでしょうか?

また、彼女はLINEのやり取り見て思い出したと答えている事から、こちら証言には詐欺罪の核心となる「虚偽の数字である」事などが出ていないのでは?と思います。

彼の供述など証言以外の事は、彼女の自白した口述からしか出ていないと云う事は、
やはり彼は彼女の事を守っているのかな?と云う印象を受けます。
詐欺である事を彼女に認識させず、金銭を渡さなければ罪にはならない。
決して馬鹿ではない彼であれば、十分に考えられる行動だと思います。(※)

だとすると、これは一体何のための証言なのか?
60万円「ぐらい」貰った事も「貯蓄」と云う割には、証拠書類が無いみたいだし、金銭の要求をしたと云ったけど、金額は決めていないとか、証言させるにも、もう少し雲を掴むような事ではなく、具体的な事柄が明かされて、初めて「証言」というものになるのでは無いでしょうか?

何か、会話を無理やり繋ぎ合わせて作った作文なのかな?と、そうしたら、合計で60万円ぐらいの数字になったから、まあ「証言でいいや」みたいな風に見えてしまうのですが、どうなのでしょう?
塚本の仕事量の17万円と比較すると、申請だけの割に異様に多い金額だし。

こんな内容で裁判が進んでいること自体、不思議でしょうがないんですが、裁判員裁判の様に全ての証拠を詳らかにしてくれた方が、もし本当に自白していたとしても、彼女にとっては良かったのかなと考えてしまいます。

※これを書いていて一つ引っかかった事があり、ふとひらめいたので推理してみました。
それは、「何故この様なリスクの高い作業を彼女にさせたのか?」です。
これについては別稿に記したいと思います。

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