既に報道されている通り、懲役3年執行猶予5年でした。
個人的には彼女の為にも良かったと思います。
最初は求刑5年程度かと思っていました。
報道等では検察側も糾弾するような感じにも見えず、論告求刑で4年と云われたので、可能性は低いけど、腕の良い弁護士が付いていれば、もしかしたら執行猶予もあるかも知れない。
と考えていましたが、まさか本当に執行猶予が付くとは思いませんでした。
懲役4年の求刑から執行猶予と云うのは無い事はないですが、
かなりハードルが高いらしく、
弁護士事務所のHPでもセールスポイントとしているところもありますから、
比較的稀な例かと思っています。
公判までの報道を見ると、ほぼ主犯格的な報道でしたし、よく見ていた給付金詐欺の判例解説でも、700万円以上で起訴された主犯格が執行猶予というのは殆ど見かけませんでした。
主導的とは云え、主犯格ではなく従属的、結局は勧誘・申請役という立場であると判断された様で、今までの報道は一体何だったんだ?と云う気持ちと、相変わらず、誇大広告的な情報のリークとそれを鵜呑みにする報道という、また嫌な面を見せられたのだなと思います。
従属的とされたのは、松江の逮捕も効いているでしょうか?
であれば、彼女に対する過激な逮捕報道によって注目を浴び、
松江も逃げ切れなくなって帰国した訳ですから、
彼女にも何らかの思いやりがあればと、判官贔屓の私はつい思ってしまいます。
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これで彼も彼女と縒りを戻せる可能性が出てきましたね。
もし縒りを戻せたとすれば、彼女のこの数か月の地獄のような苦痛を考えると、
(過去のマルチ商法まがいの商売や一任勘定取引と云った行為を二度とする事無く)
彼は決して間違った道に踏み外す事は無いと思いますし、執行猶予という温情に報いるべく、立派な社会人として歩んで欲しいと思います。
また、彼女も実家からの付き合いとなるでしょうから、離れたところから彼の事を冷静に判断できるのでは無いでしょうか?
もし、距離が離れている事で、心も離れがちになるであれば、その程度の付き合いだったと諦めるのが良いのでしょうね。
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あとは彼女の判決を待つだけ。と云いたいところですが、論告求刑から判決まで約4週間もあると云うのが気にかかります。
裁判官の方には、安易な自白だけでは無く、証拠を精査してご判断頂ければと思います。
そして何よりもコントラストがついたのは、双方の弁護士の対応の違いでしょう。
これは、また別稿で書き記したいと思います。
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