前に厳しめの事を書いたお父さんの証言。
弁護士が弁護活動をまともに行わなかったと仮定すると、何となく納得の証言になってきますね。
通常、証言台に上がる予定は、否認の場合、第二回公判の証拠調べの際に、自白の場合は、初公判で一気に論告求刑直前まで持ってゆく事が多いので、初公判に行われる事が多いと聞きました。
彼女が否認すると考えていた家族は、初公判で証言台に上がるという事を想定していなかったのでは無いでしょうか?
なので、弁護士から「今後の具体的なプランはありますか?」と聞かれた際も「具体的なことは何もありませんが、被告人を親元において監督したいと思っています」となったのではと思います。
ただ弁護士なら、この辺りは前日でも当日でも電話でも良いから、ちゃんとコミュニケーションを取ってやって欲しい場面だ。
私なら「どの口が云う!」となってしまいそうです。
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ただ、一つだけ苦言を申し上げるとすれば、例え無罪を信じていようとも、万が一の手当は早急にしておくべきとも思うし、無罪であっても、過失責任は多少あるのだから、暫くは親元で暮らす事になるのは必然(※)だろうと考えます。
その辺りの事は事前から進めておいて良かったのかな?と思う。
実際に動かなくとも、「〇〇の様に仕事をしようと考えています」的なその辺りは絶対にそうしなければならない事では無いので、嘘も方便と云うか、上手く切り抜けた方が、見た目の印象が違ったのかな?と感じます。
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また、弁護士に任せっぱなしが不幸を招いたのかも知れません。
まぁ普通は弁護士なんだから、信用しますよね。
国選弁護人であれば、本当に偶然あたってしまった弁護士かも知れませんが、娘さんの将来を左右する事ですから、私なら弁護士に五月蠅いと云われても、話を聞こうとするでしょう。
弁護活動の動きが少なければ、今やネットで調べますし、その中で必ず「あれ?」っと感じる事があるかと思います。
また、接見禁止がついていても、詐欺と無関係の家族なら解除してもらう事も可能なはずですし、そうして頻繁に接見できれば、娘さんの状況もいち早く知ることが出来ます。
弁護士を含めた3者間のコミュニケーションが上手く行かなければ、何かおかしい事は直ぐに判ると思います。
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いずれにせよ、急に自白になったと考えられる事なので、結果的に、ご両親にまで迷惑を掛ける事となった自白。
彼女自身で無い誰かが「自白を迫った」事は間違いの無い事実だろうと思います。
※東京を離れるのは本人は納得しがたい事だろうけど、詐欺と知らなくても、
結果的には友人が起こした詐欺に手を貸してしまった事実は消えないので、
これだけは残念だけど、自分ではどうしようもない事だと思う。
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