あくまでも個人的な見立てであるが……
彼女と中峯とは良く知る間柄であった事は、この公判でも明らかになった事から判っている。
中村は、中峯との関係性を考えると、「中峯の彼女」的な認識で、顔見知りの知り合いだったのでは無いかと思う。
ただ、彼女と積極的に連絡を取るほどの仲では無い様な気がする。
濱口は、中村に近い様な関係なのか?または、他の人と同じく「あぁ中峯の彼女さんね」ぐらいで、殆ど面識すら無かったのではないか。
供述がある海老原などは、名前だけで顔すら知らない可能性もありそうだ。
中島も同じ申請役なのに、申請場所が違うなど、全く交流がなさそうが感じがするし、同じ日に逮捕された塚本に至っては、お互いの公判で名前も出なかった事から、彼女の事すら知らなかったと思う。
他にメンバーと云われていた、同じ申請役の島田などは供述書も無い事から、知り合いですらなかった可能性が高いし、主犯の松江は始めの供述から「知らない」と云っている。
つまり、この給付金詐欺グループは、主犯格とされる4人は良く知っている仲ではあるが、中村が塚本を良く知っている様に、中峯が彼女と知り合いと云うだけで、手数料を受け取ったとされる4人以外の他の人たちは相互に何の繋がりも無かったのではないかと感じている。
商品カタログと同じで、出来ない機能は記載されない。
同じように、関わりのない人との関係は公判で出てこない。
自白した内容を考えると、中峯以外の人は、供述書などしか無く、(この事件においては)中村ですら彼女と接触が無かったみたいだと考えられる。
LINEの持続化給付金指南役チームにしても、彼女が入っていた様には思えず、逮捕後スマホを解析して警察は「あちゃー」ってなった可能性もあるんじゃ無いだろうか?
※持続化給付金指南役チームにしても、騙す事を大っぴらに書いていたとも思えないんだけど。
◆
この辺りが、昭和感覚の捜査員の思い違いと云うか、予断を持ちすぎた失敗なんじゃ無いだろうか?
「中峯の彼女なら絶対知っているはず」とか
「役割が分担化されていたんだから、みんな仲間に違いない」とか
少なくとも、取り調べた刑事は、「自分のパートナーの事を大切にしない人なんだ」という事が判ったぐらいか。
大切な人なら、罪を着せるような事は決してしないし、中峯も、申請だけなら(虚偽である事を教えなければ)罪にはならないと思っていたのだろう。
なので、彼の供述調書が証拠に上がっていないのでは?と考えた。
「男女7人詐欺物語」とか「ポニーテールの女」とか、、、
キャッチ―なタイトルが必要なのは多少理解できるが、
言論の自由と云うものの、人権軽視はその上を行くものだと知りましたよ。
公判前のネタはホントにネタだったみたいで……警察のリークって意味あるのかな?
まっ、こんな事を書けるのも「言論の自由」があるからなんですけどね。
後ろで髪を束ねただけでポニーテールなんだと云う事を初めて知りました。これは勉強になった。
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