控訴期限の22日まであと1日。どうなったのか判りませんが、あと少し書いてみます。
絶対に表には出てこない事だけど、お金の動きはどうだったのでしょうか?
いや、今も現在進行形の様な気がしますが、60万円の損をそのまま被るなんて事があっては、中峯君の為にも良くは無いでしょう。
彼女の名誉回復と共に、金銭面はどうするのか?非常に気になっていましたが、この部分は本当にブラックボックスになるので、想像でしかありませんが、どうやったら良いのか?を自分の身に置き換えて考える事はありました。
考え始めたのは、起訴されてからになりますが、それは自白云々以前の問題で、例え一部否認で戦い、報酬の受領は消えたとしても、余程ちゃんと見てもらえる裁判官で無い限り、未必の故意とか云われて結局詐欺罪は適用されてしまうのがオチだと思っていましたから、その後を考えていたのです。
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で、当時は金銭面と云うよりも名誉回復が主眼でしたから、次の様に二つの方法を考えてみました。
●控訴する。
●中峯君を相手取り民事訴訟を起こす。
初公判前までは情報も少なかった為、控訴という選択肢は殆ど考えていませんでした。
民事訴訟と云っても、当時考えていたのは金銭目的で無く、「申請に関わったが不正受給とは知らなかった。報酬は一切受け取っていない。」を証明する為のものでした。
幸いにして、この民事については国を相手取る必要も無い事と、当時の報道によれば付き合っていた中峯君と別れたとの事でしたので、「彼に唆されて過失で申請の手伝いをした」という事を証明できればそれで良しという考え方でした。
基本的には中峯君の反証が何処まで出てくるかによるのですが、彼の裁判でも自身が色々と認めてきた訳ですから、彼にとっては分の悪い訴訟となるだろうと考えていました。
なので、刑事事件では刑事罰は付いても、民事では詐欺は騙されて加担したものの、その認識は無く過失だったとされるだろうと考えていました。
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しかし、初公判を迎え、驚きの展開を迎えました。私のとって重要だったのは、自白でも無く、絶縁を拒否した事でした。
自白内容は何度も書いている通り証拠書類に沿ったものでですし、執行猶予を確実に目指すには、その辺りで「手打ち」すると云うのも多少は納得がゆくので、特段驚くことも無い様な事でしたが、絶縁を拒否した事は一瞬何を考えているのか?理解に苦しみました。
自白=打ち合わせが出来ている=執行猶予に向けての言葉を紡ぐ
と考えていた私にとっては、わざわざ不利になる様な事を何故語るのか?と云うものでした。
その後、傍聴した人たちから情報を細かく見てゆくと、「正当な経営者」や「(60万円を)貯蓄した」と云う発言など、到底自白とはほど遠い内容が出てきました。
「老後2000万円」などは、この子本当に大学へ行っていたのか?、長期間の拘留で気がふれたんじゃ無いかと心配しました。
真実を語ると裁判(取り調べ)では何故か嘘になる。だから嘘をつくことで、検察の都合に合わせようとした。
しかし都合に合わせようとすると、齟齬が出てしまい、更なる質問には真実で答えるしかない。
と云うメビウスの輪の状態が続くような感じがしてなりませんでした。
前にも書きましたが、詐欺をした知識のない者に幾ら入れ知恵をしても、知らない事について行動するには、何らかの裏付けと云うか実体験(疑似体験)が必要です。
それが無ければ、被告人質問をすればするほど、何処かで話は破綻するのです。
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話がずれました。
中峯君と付き合っていたのかどうかすら判らない。なので別れたとか云う事もガセなのかも知れない。
また、絶縁を敢えて拒否したと云う事は、まだ友人としての脈は残っているのではないか?
だとすれば、敢えて「民事訴訟」を起こす事も無いのではないだろうか?
証拠書類を見渡しても、この詐欺のキーマンとなる中峯君の供述も見当たらない、「貯蓄」と云う、あんなに簡単な弁護士の反証も無い上、最終弁論では重要な「申請役の補助」と云う言葉まで出るのだから、これはもう不幸にも弁護士と検察官によって作られた裁判でしか無いのではと考えました。
この二つを考えると、控訴しか無いのは当然ですが、それに加えて中峯君が執行猶予付の判決となった以上は、全力で彼女を支える立場にならねばいけないのでは無いかと考えた次第です。
その中には、当然お金も絡んで来ると思うのです。
貰っていないであろう60万円や、控訴費用など、それだけでも全然足りないと思いますが、その辺りの償いと云うか慰謝料はキッチリしないと何処かで禍根を残すと思われて仕方ありません。
何だか詐欺罪と云う罪人だから、お金の事などタブーと云う雰囲気に近いものを感じますが、仮に彼女が詐欺を働いていたとしても、申請役の指示に従っただけですから、申請役に唆されたとしても違和感はありません。
そうであれば、当然損害賠償を請求しても良いと思いますし、自らが詐欺を認識していたのなら、検察の質問が無かったから、あの程度(貯蓄の事)の事で済んだものの、もう少し上手い嘘をつくべきだったと思います。
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